西田 伊豆美
鹿児島厚生連病院
副看護部長 兼 教育担当師長
聞こえにくい人とのコミュニケーションは、お互いが無意識にコミュニケーションが成り立っていると思い込んでしまいがちです。しかし、意思疎通が噛み合わなくなると、やがて関係性が崩れてしまうという傾向があります。
そのような方々の相談をお受けすると、聞こえにくい人がどのような体験をしているのかを知らないことから生じたボタンの掛け違いだと解ります。
聞こえにくい人の代弁者になることで涙する方、適切な対処方法をお伝えすることで表情が明るくなる方など様々な出会いを経験してきました。
多くの人が、聞こえにくい方への理解が進めばもっと分かり合える世の中になるかと思います。