

ベータ版の段階でも、すでに臨床活用に十分耐えうる精度と実用性を感じています。
医療専門学校 水戸メディカル カレッジ 言語聴覚療法学科 主任 稲川先生

医療専門学校 水戸メディカルカレッジ
稲川 良 先生
[略歴]
2005年 国際医療福祉大学保健学部言語聴覚学科卒業
2005年 医療法人上毛会伊勢崎福島病院入職
2008年 医療法人健佑会いちはら病院入職
2013年 医療専門学校水戸メディカルカレッジ入職
2019年 人間総合科学大学大学院人間総合科学研究科修士課程修了
客観的に“話す力”を見える化。
「スピーチアセスメント」が、発語評価をサポートします

日本には約29万人の構音障害の方が、社会生活でのコミュニケーションに困難を感じています。リハビリの要となる発語評価も、主観的で定量の難しさ、リハビリ期間の制限、地域での訓練不足が課題です。
「スピーチアセスメント」は、あなたの発語をスマホで客観的に評価し、変化を「見える化」。自宅で手軽に、自信を取り戻すための第一歩をサポートします。もう、言葉の壁に悩まないで。あなたの「伝えたい」を、もっとスムーズに。
発語聴取評価における課題
-
聴覚心理学的評価の主観性
発語の聴取評価は、言語聴覚士の経験や、話者・聴取者間の関係性、
聴取時の文脈や状況によって影響を受け、評価者間に差が生じる可能性があります。 -
明瞭度評価の定量化の限界
聴覚による発語明瞭度の評価は定量化が難しく、客観的な評価が困難な場合があります。
-
音響学的分析の実施の難しさ
客観的な評価手法である音響学的分析を実施できる環境にある言語聴覚士が限られている可能性があります。
「客観的」な発語評価を実現しませんか?
-
臨床経験による差異、対象者との関係性による差異の解消に
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対象者の自己認識に
-
訓練効果の指標に
スピーチアセスメントは──
客観的・継続的に“発語”を評価できるアプリです。
iPadやiPhoneで使える、
発語評価アプリが登場!

で、できること
Point
01
発語評価

“音読課題に対する発語を解析。発声明瞭度を
音声認識で評価し音声記号で可視化します。
課題 北風と太陽 CI 2004 今後追加予定です”

“対象者の発語を音声解析し、音声記号とスコア
化して表示”

“測定結果は自動保存・時系列で管理され、
訓練効果の視覚化が可能”

対象者の発語の状態を視覚的に把握し、対象者へ
の理解を促進し訓練方針の説明や家族への説明な
どに活用できます。
Point
02
環境評価

検査室の反響などによる音声認識の影響をチェックします。

タブレットにBluetoothスピーカーを接続し検証用の音源を再生します

発語評価アプリの機能を活用し、スピーカーから再生された音声を認識します。訓練効果の視覚化が可能”

室内の発語明瞭度への影響を数値で確認できます。
※実装検証中の機能です
言語聴覚士との共同研究から生まれたアプリです

「スピーチアセスメント」は、近年発展している音声認識技術により、対象者の発語をモーラ単位で正誤判定する発語評価アプリです。発語の全体像を捉えるスクリーニング評価を目的に、対象者にとって負担が少なく、評価者が誰でも簡便に使用できる点に重きを置いています。また、対象者の自覚や言語聴覚士とのリハビリテーションの目的や方針の共有など、その意思決定に生かせるよう、結果は視覚的なイメージとして表示されるよう設計されています。
研究開発は、理学療法士 鶴埜益巳 先生(脳梗塞リハビリセンター)および医療専門学校水戸メディカルカレッジ 言語聴覚療法学科 主任の稲川良 先生と共に、臨床現場でも十分に活用できるアプリとして共同開発を行いました。
論文を見る
主な機能の紹介(環境評価)
高精度な発語評価
対象者が発声した語音を、音声認識機能によってモーラ単位で正誤判定。
発語明瞭度や誤りを、音声と音声記号で可視化します。
STEP1

受診者を選ぶ
アプリを起動し、使用するマイクや検証場所を入力、評価対象の方を選択します。
※評価される方は事前に登録が必要です。
STEP2

音読課題を提示
画面に表示された文章(例:「北風と太陽」)を対象者の方に読み上げていただきます。
縦書き・横書き表示 ひらがな 漢字表記などが選択できます。
STEP3

結果を確認
発語を1モーラ単位でアプリが認識し、結果を表示します発語は音声記号として表示され、発語に影響する口腔内の部位単位で点数化されます。
“発語における影響を
評価する、機能。
“スピーチアセスメントには、検査を行う環境を評価できる
「環境評価機能」が搭載されています。
この機能は、高齢の難聴者や聴覚情報処理障害の対象者の検査時のコミュニケーション時の、室内の暗騒音や壁面反射などによる語音明瞭度の影響をシュミレーションするための機能です。スピーカーから再生される音声をアプリが認識に環境による影響を可視化することができます。
九州大学病院 耳鼻咽喉科 松本先生および野田先生の協力のもとで研究開発を行いました。
測定結果

発語評価:音声記号

測定履歴

*本機能はベータ実装版です有料サービスには含まれていません
臨床現場で試験的活用や研究利用が始まっています
有識者との共同研究で生まれたアプリです
医・産・学が連携し東京都の事業再構築補助金を活用して開発されたアプリケーションです。



言語聴覚士や理学療法士、医師の先生方から
「簡便で使いやすい」
「評価精度が高い」
「継続的なモチベーションに繋がる」
と高い評価をいただいています。
共同研究事業パートナー


